フィラリア症予防

  • 蚊に刺されることで感染する寄生虫です。感染から約6か月ほどで心臓内や肺の血管内に移動し、オスとメスが寄生していると仔虫(ミクロフィラリア)を産みます。
  • イヌ・ネコ・フェレットは感染の可能性があります!
  • 体内に侵入した幼虫を駆虫する必要があります(完全室内飼育でも感染例があります!)

 

予防薬の投与について

  • 予防薬投与期間

    4月下旬~11月下旬
    蚊の体内にいる仔虫が感染能力を持っている期間が投与期間となります。
  • 投薬前の血液検査

    春の予防薬投与開始前には、フィラリアに感染していないかの確認が必要です。
    イヌの体内に仔虫が大量にいると、投薬によるアレルギー反応で副作用が出てしまいます。
    そのため、検査で感染が陰性の場合に予防薬を投与します。
  • 予防薬の種類

    予防薬は1か月に1回の投与が基本です。
    小さな錠剤タイプ、味の付いたおやつタイプ、背中に滴下するタイプなどがあります。
    また効果も様々で、フィラリア症予防専用のもの、おなかの寄生虫やノミ・ダニも一緒に予防できるものなどいろいろあります。
  • ネコ・フェレットのフィラリア症

    イヌと比較して感染しにくいですが、感染し発症した際には非常に治療が困難です。
    県内でも発症したケースがありますので、予防が重要です。

    もっと詳しい情報は、『はちクリブログ』をご覧ください

FAQ よくあるお問い合わせ

血液検査はいつ頃からできますか?また、どんな検査ですか?

フィラリア感染の確認の検査は、予防薬投与前の3月中旬以降から可能です。
イヌの場合には、抗原検査を行います(メスの虫が体内にいないかを調べる)。
ネコの場合には、抗体検査を行います(感染の痕跡があるかを調べる)。

採血による検査となるため、同時に健康診断もお勧めしています。
(血球検査・生化学検査とフィラリア検査を併せて実施)


お薬の種類は?

①飲み薬
 フレーバー付き錠剤やジャーキータイプ
 次の2タイプがあります
 *フィラリアとお腹の虫を駆虫するタイプ
 *フィラリアとお腹の虫・ノミ・ダニを同時に駆虫できるタイプ
③スポットタイプ(滴下型)
 背中に滴下するため飲む必要はありません
 *ネコ・フェレットに主に使用します